アブラゼミが減ってクマゼミが多い謎を調べてみた

セミ捕りをしていて気付いたこと

子供達も夏休みに入り、毎年恒例のセミ捕りへ行っています。

私がセミ捕り好きで、小学生の時は
朝ごはんを食べてセミ捕りに出かけ、
お昼ごはんを食べに家に戻り
食べ終わったらセミ捕りに出かけ、
夢中になりすぎて時間を忘れてしまい
母が私を探しにくることもありました(笑)

午前と午後の2回、
毎日飽きもせずセミ捕りをしていました。
真っ黒に日焼けしてました。
木によじ登って落ちたこともありました。

なによりも網がすぐ破れるので買い替えが半端なかった(笑)

小学校高学年で一度セミ捕りを卒業。
だがしかし、 高校生の時に復活。

いい年こいてセミ捕りか…と自分でも恥ずかしかったけど
近所の小学生に「見せて!見せて!」「あれ捕まえて!」と絡まれて
何匹か捕まえてあげたら「すごーーーい!」と言われ
得意気になった記憶があります(笑)

そして今、

子どもが小さい今なら

子どもと一緒にセミ捕りという名目で

堂々とセミ捕りが出来る!!

…はい、親である私が楽しんでます。

セミ捕りへ行くなら、朝か夕方。

夕方の方が朝よりも
木の下へ降りてくるので
沢山捕まえられますが、
夕方出かけるのは面倒くさいので
もっぱらです。

「明日もセミ捕り行くよ!
寝坊したら行かないからね!」と言うと
子供達もサッと寝て
早起きするので一石二鳥♪

私の住む地域は
アブラゼミクマゼミがいます。

クマゼミといえば、
木の上の方(到底捕まえられない位置)に
とまっていることが多いです。

私の子供の時は見つけられたら
それだけで上等、
1日に1~2匹捕まえられたらラッキー!大当たり!!
と、それくらい珍しいセミだったのです。

自分の中では神秘的なセミだったのに
今の時代はクマゼミしかいない

木にとまっているのはクマゼミ。
低いところにも高いところにもクマゼミ。
すぐに捕まえられるクマゼミ。
カゴに大量のクマゼミ。

ありがたみがなくなっちゃったよ(´Д`υ)

むしろ、
アブラゼミを1~2匹捕獲出来るのが
珍しい時代になってます(汗)

そのアブラゼミも固体がどれも小さくて
あれ?こんなに小さかった???
と驚きを隠せません。

不思議に思ったので調べてみると、
やはり思い違いではなかったようです。

その理由も興味深いものがありました。

ヒートアイランド現象

クマゼミは
暖かい気候の地域(南方系)のセミなので
北日本や日本海側北部には
棲息しません。※wiki参照

私が住んでいるのは東海地方

分布域によると
東海地方も棲息地ではありますが、
上にも書いたとおり
私の子供時代は珍しいセミでした。

それが今では見渡せばクマゼミ…
というほど爆発的な数です。

ということは、

本州も南方と同じくらい温まっている=
温暖化が進んでる

のだそうです。

また、アブラゼミは湿度の高い場所を好み、
クマゼミは乾燥に強い種類のセミなため、
ヒートアイランド現象による乾燥化で
アブラゼミにとっては
棲息しにくい環境になっているともいわれています。

ただ、これらはあくまでも要因であって
他にも鳥の捕食土の硬さ
緑地の減少などがあげられます。

飛行能力の違いにより捕食される説

セミの天敵は野鳥。

野鳥に襲われたとき、
クマゼミは高く遠くへ飛行できるのに対し
アブラゼミは近くの樹木に身を隠します。

その肝心な樹木が生い茂る環境にない都市部などでは
簡単に見つかってしまい
捕食されてしまいます。

その結果、アブラゼミの数が激減したともいわれています。

いずれにしろ仮説

アブラゼミ減少の原因に
温暖化や乾燥化、鳥の捕食、
緑の減少などがあげられていますが
いずれも研究途中で
まだまだ不明なことも多いようです。

この先の研究によって明らかにされることを
期待しましょう(^^)