
マットに深さがあれば産卵は続く
私は最初の年(2014年)こそ繁殖に成功しました。
そしてメス2頭で60個近くの卵を
産んでくれました(汗)
どうしてこうなった…。
自分なりに考えてみました。
そして対策を考えました。
大量産卵の要因その1. メス2頭を同時に産卵部屋に入れた
初めてのカブトムシ飼育、
初めての繁殖。
色々調べていると
『オス1頭に対しメスは2頭用意するのが望ましい』
と書いているサイトが沢山ありました。
メスはお腹に持つ卵の数が決まっていて
平均で20~30個、
少なくて3個、多くて100個(?!)と
いわれています。
無事産卵しても産卵した数だけ
孵化するとは限らないし
幼虫飼育の途中で
☆になってしまう可能性もあることから
『念には念でメスは2頭用意した方が良い』
ということらしいです。
それを鵜呑みにして私も2頭購入しました。
そこまでは良かったんですよ。
今思えば、
2頭を同時に産卵部屋に入れていたのが
ダメだったのかもしれない…orz
1頭が20個産むとして、
2頭同時に産卵したら
1回の産卵で40個になりますからね…(汗)
対策『産卵部屋に入れる時は1頭ずつにする』
もし、メスが2頭以上いても
産卵部屋に入れるのは1頭のみ。
その1頭が産卵を始めてから
1週間~10日後に採卵して
どのくらい卵を産んでいるかを把握する。
欲しい数だけ卵が集まったら
産卵部屋を成虫専用の飼育ケースへ切り替える
もしくは成虫専用の飼育ケースを作っておいて
そちらにメスを移動させる。
産卵している様子がない時は
他の(交尾済みの)メスと交代させる。
大量産卵の要因その2. マットに深さがあれば産卵する
産卵部屋の作り方として、
・マットの底10cmを押し固める
・マットに深さが出るようにする
とされています。
私も1回目はそれに習って産卵部屋を作りました。
その後、マットの表面近くに卵があったので
採卵ついでにマットをひっくり返したら
その時すでに30個近くの卵がありました。
その後は産卵させるつもりはなかったので
マットを押し固めることはせず、
深さも飼育ケースの半分くらいに収めました。
(要するに通常の飼育環境と同じ。)
ところがどっこい、
この後も30個近くの卵を産んでいました。
冷や汗もんでしたよ(^^;)
そう、恐らく底を押し固めたりしなくても
メスが潜れるくらいの深さがあれば
産卵できてしまうのかもしれません。
対策『産卵させない場合は成虫専用マットへ切り替える』
欲しい数だけ卵が集まったら
成虫専用のマットへ切り替える。
成虫専用のマットとはヒノキチップのこと。

ヒノキチップでは産卵できないので
物理的に産卵を封じることが出来ます。
もし、
引き続き腐葉土マットで飼育するにせよ、
限界まで低く敷き詰めるようにする。
とはいえ、日中はマットの中で過ごすので
固体が隠れるくらいが良いのかな?
大量産卵の要因その3. そもそも飼育ケースが大きい
産卵に使用していた飼育ケースは
Lサイズ。
メス2頭には広すぎました(^^;)
対策『産卵部屋は小さめの飼育ケースにする』
S か Mサイズの飼育ケースを用意する。
カブトムシの大量産卵を避けるための対策 まとめ
・産卵部屋に入れるメスは1頭にする
★こまめな採卵をして卵の数を把握する
・欲しい数の卵が集まったら成虫専用マットに切り替えるか
成虫専用の飼育ケースへ移動させる
・産卵部屋の飼育ケースはSかMサイズ(小さめ)が良い
産卵のコントロールは飼い主側で行う
これに尽きます。
カブトムシの幼虫が沢山いて困っている方へ
気づいたら幼虫が沢山いてどうしよう………
そうなった場合どうすれば良いのか。
対処法はいくちかありますが、
私は60頭のうち40頭を小学校に引き取ってもらいました。
『産卵部屋』『成虫専用の飼育ケース』って
なんのこっちゃ?と思った方へ。
こちらにカブトムシのお世話に関することを
まとめています。