
カブトムシは一度に
沢山の卵を産むから
気をつけよう
カブトムシ飼育歴たったの数年ですが
ペアリング、採卵、ふ化、幼虫飼育、羽化…
一通り経験はしました。
その中でも身に染みて分かったことが一つ。
産卵させるなら飼い主で
卵の数を把握しなければならないこと。
採卵が必要な理由
本来は自然に孵化させてあげることが望ましいですし
そちらの方が推奨されていることも分かります。
そもそも『採卵』とは
人の手でマットの中から卵を回収することであり
人の手による採卵は
卵を潰してしまう危険性が高まります。
やはり自然に孵化させる方が確実であり
飼い主も採卵の手間が省けて楽チンです。
ただ、そうなった場合に
なにが問題かというと
卵の数・幼虫の数を把握できません。
カブトムシのメスは
1頭で平均20~30個の卵を産みます。
その上で産卵の環境が整っていると
メスは延々と卵を産み続けます。
我が家は最初の年に
メス2頭で60個近くの卵を産みました。
卵を自然に孵化させる場合は後になって
「え…こんなに幼虫がいたの………(絶句)」
になるんです。
(正に2014年の自分)
どうしてこうなった…カブトムシの産卵失敗談!①マットに深さがあれば産卵は続く
幼虫が何頭になろうが
責任を持って育てられる自信があるのなら
自然孵化に任せましょう。
そうでない限りは
こまめに採卵し、欲しい数が集まったら
メスを成虫専用のマットに移動させるなどして
産卵させないようにします。
面倒ですが
飼い主が産卵数をコントロールする
しかありません。
ではどうやって採卵するのか…
その方法について書いていきます。
採卵のやり方
採卵のタイミング
まず、採卵のタイミングについてですが、
メスを産卵部屋に入れてから1~2週間後が
目安とされています。
メスを産卵部屋に移すと
早ければその日にマットに潜り
キィ~ キィ~ とケースの底を
ひっかく音が聞こえてきます。
これは採卵するために
マットを掻き分けているときの音で
この音が聞こえてきたら
産卵準備に取りかかっている
もしくは産卵中の合図です。
マットに潜ってから
次にマットの外に出てくるのが
1~2週間後といわれています。
※もちろん例外もあります
私は計画的に採卵をしたことがないので
産卵部屋に入れてから1~2週間後の採卵で
どれくらい卵が回収できるかまでは
分かりません。ご了承願います。
採卵の時に必要なもの
・新聞紙や園芸シート
↑マットを広げるのに使います
・卵をすくうスプーン
↑使い捨ての透明スプーンで十分
・プリンカップやタッパーなどの空き容器
↑卵は別管理になる為、小さめの容器が必要です
・発酵マット
↑上述したプリンカップやタッパーに入れる用
※必ず発酵マット(茶色いマット)を使用して下さい
採卵の手順
新聞紙や園芸シートの上に
飼育ケースをひっくり返して
マットを広げます。
まずは広げたマットを
そぉ~~~っと優しく少しずつ
かき分けながら卵を探します。
(これが非常に神経を使う…(-_-;))
また、 メスは産卵する際に
マットをかき分けて、固めて
その中に卵を産みつけます。
卵の周りだけマットが異様に
カチカチになっているので
広げたマットの中に塊があったら
そこに卵がある可能性大です。
この塊を外から慎重に割っていくと
真ん中辺りに卵があります。
(もちろん、無いときもあります。)
卵を見つけたらスプーンですくいます。
素手で触るのはよくありません。
※画像検索をかけると素手で触っている写真もあるんですけどね…。
その卵をプリンカップやタッパーなどの
別容器へ移し変えます。
卵は別容器で管理する
プリンカップやタッパーにマットを入れ、
くぼみをつけてそこに卵を乗せます。

↓
その上にマットをふんわりと少しだけ乗せて
マットの表面が乾かないようラップをかけます
↓
ある程度の通気性は必要なので
ラップに小さな穴をいくつか開けます
卵が沢山あるときは
等間隔で卵を並べ入れます。
また、卵を管理する発酵マットは
産卵部屋で使用したマットと同じ種類で
新鮮なものが良い
とされています。
偶然卵を見つけたときも採卵を
卵は本来飼育ケースの底の方に
産み落とされますが
まれにマットの表面や表面近くで
産卵することがあります。※経験談
偶然卵を発見したときも
採卵をした方が良いでしょう。
そのままケース内に放置しておくと
成虫に潰される危険性があります。
もちろん、成虫に潰されず
そのまま孵化する可能性もあります。
採卵後の卵の取り扱いについて
マットの乾燥に気をつけよう
卵にとって乾燥は天敵。
マットの表面が乾いてきたら
霧吹きでシュッとひと吹きします。
乾燥が気になるからと
水分を与えすぎても卵が腐る原因になります。
マットの表面が乾いていても それより下は
湿り気を含んでいることが多いため、
あくまでもマットの表面が乾いているときに
表面を湿らす程度に留めます。
ふ化までの日数
卵が孵化するまで1週間~20日はかかります。
私の経験上、
同じタッパーで30個の卵を管理した時に
29個は1週間前後で一斉に孵化したけど
1個だけやたら孵化の遅い卵がありました。
どれくらい遅れていたかというと
他の29頭が2令幼虫(だったかな?)の時に
ようやく孵化したのです。
この1個だけなぜか お寝坊さんでした。
同じ環境に置いてあったのに
こういう摩訶不思議なことも起こるのです。
ふ化する卵とそうでない卵の見分け方
孵化する卵は白くて米粒のようです。

一方で
孵化の可能性が低い卵は黄色いです。

案の定、この卵は日数が経つと
シワシワになっていきました。
孵化する卵を有精卵、
孵化しない卵を無性卵といいます。
ちなみに、私が30個管理したときは
・白いけど自然に潰れた潰れた卵(2~3個)
↑ 無精卵だった?
・無性卵(2個)
がありました。
欲しい数の卵が集まったら産卵防止をする
採卵をして欲しい数の卵が集まったら
産卵が出来ないようにマットを低く敷く(※)か
成虫専用のマットに切り替えるかして
物理的に産卵させないようにします。
発酵マットの場合、
『低く敷く』といっても
メスが深く潜れてしまえば
産卵する可能性はあります。
冒頭に書いた通り、産卵環境が整っていたら
メスは延々と産卵し続けます。
確実に産卵させない方法は
成虫専用のマットに切り替えることだと
私は思います。
カブトムシの採卵のやり方 まとめ
・メスのカブトムシは1頭で
約20~30個の卵を産む
・自然に孵化するのを待っていると
幼虫が何匹いるのか分からない
・飼育できる数や欲しい数を把握するためにも
人の手による採卵は必要
・採卵をする目安はメスが
産卵部屋に入ってから約1~2週間後
・卵をすくう時はスプーンを使う
・卵は卵だけで管理を行う
・孵化までの日数は約1週間~20日
・卵には有精卵と無精卵があるので
産んだからといって必ず孵化するとは限らない
・欲しい数が集まったら、
産卵が出来ないようにマットを低く敷くか、
成虫専用のマットに切り替えるかして防止する
= 産卵させないようにする
自然に孵化させたいのはやまやまだけど
気づいたら沢山の幼虫がいた…
なんてことがならないように
気をつけたいところです。
とはいえ、気をつけていても
思ったより卵を産んでしまった!
どうしよう!
という時もあるかと思います。
お世話しきれない幼虫は
幼稚園や小学校へ寄付する手があります。
カブトムシの幼虫60匹のうち40匹を小学校に引き取ってもらった話【2014年】
生き物は大切にしましょう(^-^)